Antigravity A1のご購入、誠にありがとうございます。
本ページでは、初めてドローンを手にされた方でも安心してフライトを楽しめるよう、初期設定から360度映像の活用術、そして重要な法規制まで、オーナー様からよく寄せられる疑問をQ&A形式でまとめました。
安全でクリエイティブなドローンライフを始めるための「ファーストステップ・ガイド」として、ぜひご活用ください。
回答: Antigravity A1がお手元に届きましたら、安全にフライトを始めていただくために、まずは以下の2点をご確認ください。
- 内容物の確認: 本体やバッテリー、コントローラー、ゴーグルが揃っているかチェックしてください。 万が一不足がある場合は、使用せずすぐに購入した販売店にご連絡ください。
- Antigravity A1 本体
- A1 バッテリー: 通常 or 大容量、本数
- コントローラー
- ゴーグル
- 各種ケーブル・付属品など: 購入したBundleに応じて異なります
- 充電: 初回は設定の前にすべてのバッテリーや機器を満充電にしておきましょう。
- 充電が必要なもの: A1 バッテリー / コントローラー / ゴーグル用バッテリー
- 充電には「65W PD対応の急速充電器」と「急速充電に対応したUSB-Cケーブル」の組み合わせがおすすめです。 付属しておりませんので、別途ご用意ください。
- USB-Cケーブルや充電器の仕様によっては充電ができない場合がありますので、ご注意ください。
- 「充電がゆっくりだな」と感じる場合は、65Wの急速充電器を使うとスムーズです。
回答: 機体を使える状態にするために、以下の手順でアクティベーションを行います。
- スマートフォンに Antigravity アプリをダウンロードします。
- A1本体・コントローラー・ゴーグルの電源を入れます。
- アプリを起動し、「デバイスを接続」をタップします。
- 画面の案内に従ってアクティベーションを完了させてください。
【重要】
電源の入れ方・切り方(共通)
- 電源のON・OFFは、電源ボタンを2回押しします。
- 1回目は短く押し、連続して2回目を押しますが機体が動きだすまで長押ししてください。 (電源ボタンを押すタイミングは、「ピッ・ピーーーー」の要領です。)
- 2回目を長押し: 電源ON / OFFで使用します。
- ドローン特有の操作で、最初はここでつまずく方が非常に多いです。
- 2回目の長押しをすると、それぞれのバッテリーLEDライトが1つ目・2つ目・3つ目・4つ目と順に点灯していきます。 4つ目が点灯するまで押し続けてください。
- 起動が成功すると起動音が聞こえてきます。
- ゴーグルバッテリーは起動音が鳴りません。ゴーグルモニターの起動画面を確認してください。
- 電源OFFの場合は、2回目長押しで1つずつ消灯していきますので、すべて消えるまで。
- 短く1回押す: バッテリー残量の確認をする際に使用します
- 2回目を長押し: 電源ON / OFFで使用します。
回答: 本体のLEDランプは、機体の「健康状態」を教えてくれます。 主な意味は以下の通りです。
- 赤・黄・緑の点滅: 状態確認中(起動時)
- 緑・赤の交互点滅: モーター始動準備完了
- 緑色の点滅: 離陸可能(GNSS良好)
- 黄色の点滅: バッテリー残量低下、または信号が弱くなっています
- 赤色の点滅: 重大なエラー(GNSS受信不可、深刻なバッテリー不足、システムエラー等)
- ※ 赤点滅の場合は無理に飛行させず、一度着陸させて状態を確認してください。
回答: 万が一の機体トラブルに備え、以下の手順で登録を行ってください。
- Antigravity Care 公式サイトへアクセスします。
- バーコードにあるA1の製造番号(シリアル番号・S/N)を入力します。
- バーコード(製造番号)の位置
- 外箱に貼付されているラベル
- A1本体のバッテリー挿入口の内側
- バーコード(製造番号)の位置
- 登録完了でCareが有効化されます。
【アドバイス】
製造番号は「外箱のラベル」または「本体のバッテリー挿入口の内側」にあります。 登録が完了するまで、箱を捨てないことを強くおすすめします。
回答: まずは落ち着いて周囲の安全を確認してください。万が一「墜落」させてしまった場合は、法律に基づき以下の手順を優先して行ってください。
- 直ちに飛行中止と電源OFF:バッテリーを外し、二次被害を防ぎます。
- 負傷者救護・消火:人命救助を最優先し、必要なら消火活動を行います。
- 関係各所への連絡:警察・消防、および必要に応じて電力会社等へ連絡します。
- 報告と記録:国土交通省(DIPS 2.0)へ報告し、現場の状況を記録します。
- 保険会社へ連絡:加入している保険会社へ連絡してください。
修理に関しては、ANTIGRAVITY CARE加入者は専用窓口へ、未加入の方はメーカー修理となります。 どうしたら良いか判断に迷う場合は当会へご相談ください。
回答: 法的には任意加入ですが、当会では「賠償責任保険」への加入を強く推奨しています。
Antigravity A1は小型・軽量な機体ですが、万が一の事故で人へのケガ(対人)や、建物・車両への破損(対物)が発生した場合、高額な損害賠償を請求されるリスクがあります。 安心してフライトを楽しむためにも、保険への加入は必須の備えとしてお考えください。
ドローンの補償制度には、大きく分けて以下の2種類があります。
- 賠償責任保険(対人・対物への補償)
- 飛行中の事故により、「他人にケガをさせた」「他人の物を壊した」際の損害賠償をカバーするものです。 ドローン運用において最も優先順位の高い保険です。
- Antigravity Care または 機体保険(機体自体の補償)
- 「自分の機体が壊れた」際の修理や交換をカバーするものです。
- ANTIGRAVITY CARE: メーカーが提供する独自の修理・交換サービスです。墜落などの操作ミスによる破損でも、安価な費用でリフレッシュ交換が受けられます。
- 機体保険(動産総合保険): 保険会社が提供するもので、修理費用の実費や盗難などを補償します。
- 「自分の機体が壊れた」際の修理や交換をカバーするものです。
【重要なポイント】
ANTIGRAVITY CAREは「機体自体の修理・交換」を保証するものであり、第三者への賠償(対人・対物)を補償するものではありません。 万が一の事態に備え、「機体のためのANTIGRAVITY CARE」と「他人のための賠償責任保険」の両方をセットで加入を検討されるのが最も安心です。
「賠償責任保険など、どの保険プランが最適か分からない」といった場合は、当会にてアドバイスも可能です。 お気軽にご相談ください。
回答: はい、安全に空を楽しむために守るべき大切なルールがいくつかあります。
Antigravity A1を屋外で飛行させる場合、主に以下のポイントが重要になります。
- 機体登録(DIPS)
- 100g以上の機体は、国土交通省への「機体登録」と「リモートID」の発信が義務付けられています。
- 目視外飛行の許可承認
- ゴーグルを装着して飛行する場合、機体を直接目で見ていない「目視外飛行」に該当します。 このため、事前に国への飛行許可・承認申請と、飛行計画の通報が必要です。
- 飛行場所のルール
- 空港周辺や人口集中地区(DID)、重要施設周辺などは飛行が禁止されています。
※なお、屋内(網などで囲われた閉鎖空間含む)での飛行は航空法の適用外となります。
「手続きが難しそう…」と感じるかもしれませんが、ご安心ください。 皆様に安全に楽しく飛ばしていただけるよう、各種登録や申請、法律に関するご相談も当会で承っております。
回答: 結論から申し上げますと、国家資格(技能証明)を持っていなくてもドローンを飛ばすこと自体は可能です。 しかし、それは「誰でも無条件に、自由に飛ばせる」という意味ではありません。
ドローンの飛行には、常に「航空法」をはじめとする厳格な法規制が適用されます。 これらを遵守せずに飛行させた場合、逮捕や高額な罰金などの厳しい刑事罰を科されるリスク、そして何より重大な事故を引き起こすリスクが伴います。 もし資格を持たずにフライトを行うのであれば、以下のことを深く理解し、実践する「操縦者としての責任」が不可欠です。
- 徹底した法令遵守と最新知識
- 航空法・小型無人機等飛行禁止法・自治体条例など、複雑なルールを常に把握し、適切な許可承認申請と飛行計画の通報を正しく行えること。
- 十分な飛行経験と操縦技術
- 万が一の機体トラブルや突風などの緊急時にも、冷静に回避・着陸させられるだけの十分な飛行経験を積み、確かな操縦技術を習得していること。
- 安全への高い意識
- 周囲への影響を予見し、少しでも危険を感じたら「飛ばさない」という判断ができるプロ意識を持つこと。
【当会からのメッセージ】
現在、国家資格制度が運用されており、資格を取得することは「安全な知識と技術を体系的に習得している」という証明になります。 「資格がないから安易に飛ばせる」のではなく、「資格を持たないからこそ、資格保有者と同等、あるいはそれ以上の深い知識と責任を持って運用しなければならない」という強い自覚と経験、準備が必要です。
当会では、こうした重い責任を果たしながら安全に運用できるよう、法改正などの最新情報提供や正しい知識の共有、さらには資格取得を含めサポートしています。
回答: 撮影した臨場感あふれる映像を確認・保存する方法は、主に2つあります。 用途に合わせて使い分けてください。
- microSDカードからPCへ(推奨) 機体からカードを取り出し、PCで読み込みます。データ容量が大きくなる360度映像のバックアップや、本格的な編集を行う際に最も適した方法です。
- 専用アプリでスマートフォンへ転送 「Antigravity アプリ」を使えば、ワイヤレスでスマホへ転送できます。その場でSNSにシェアしたり、手軽に映像をチェックしたい時に便利です。
【編集についてのワンポイント】
360度映像の編集には、専用ソフト(Antigravity Studio等)が必要です。一般的な動画とは扱いが異なりますので、詳細は公式サイトのチュートリアル動画を参考にしてみてください。
回答: 初めて360°カメラ搭載ドローンを手にされた方が、最短距離で上達し、安心して運用できるよう、現在以下のカリキュラムを準備しています。
- オンライン説明会:基本操作や設定、よくあるミスの防ぎ方を解説
- 実機練習会:講師のサポートのもと、実際に機体を動かしながら学ぶ体験
「360°カメラを活かした撮影のコツ」や「実運用でのポイント」など、現場で役立つノウハウを中心にお伝えする予定です。
【事前登録のお願い】
詳細が決まり次第、優先的にご案内をお送りします。ぜひ下記ボタンより事前登録をお願いいたします。
回答: 本Q&Aで解決しない疑問や、機体の不具合、法規制に関する具体的なご相談などは、当会のお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
ドローンは正しく扱えば素晴らしいツールですが、一歩間違えるとリスクも伴います。
一人で悩まず、専門家である当会のサポートをぜひご活用ください。皆様が安全に、そして自由に空を楽しめるよう全力でバックアップいたします。
